2010年04月13日
ゲネプロ
明日からエコーで「白い病気」が始まるので、
ゲネを見に、いまエコー劇場に向かっています。
先々週は二兎社「かたりの椅子」
先週は東京芸術劇場の「サイドショウ」
と、外部のゲネプロを拝見する機会がありました。
どちらも大田さんの美術。
「かたりの椅子」は
ある地方都市のアートマネジメント事業を題材に取りつつ、
昨年の新国立劇場の芸術監督交代の顛末について物申す、
という実にチャレンジな作品。
地方公演を終えて東京に凱旋してきた分、
ゲネといっても完成度が高く、
全編にわたって「永井愛さんの主張」が痛烈でした。
数日前、三軒茶屋の駅で「かたりの椅子」を
見てきたらしい男性二人が乗ってきたのですが、
興奮覚めやらぬという感じで、
ずっと芝居の感想を言い合っていました。
「サイドショウ」は
いろんな意味でちぐはぐ、違和感だらけの作品でした。
終演後に、見たメンバーでお茶をしたのですが、
「予算の分配がおかしい」と、「もっと良くなる作品だ」と
辛口の意見が飛び交いました。
みんな舞台関係者だから、
「自分だったらこうする、こうしたい」と思ってしまうんです。
予算配分はとても難しいけれど、
たとえば美術にもっとお金をかけて、
衣裳の点数を減らしてもよかったと思いました。
「見世物小屋」というイメージが衣裳に頼る形になってしまって
でも、中の人間よりも、美術というハコにこだわった方が
視覚的にはお客さんに明確になるはずで。。。
冒頭で「見世物小屋」(=世の中の底辺)を感じられないと、
その後の「スターになる」「ハリウッドに行く」という夢が
とてつもなくあり得ない夢と思えないので、残念でした。
ゲネを見に、いまエコー劇場に向かっています。
先々週は二兎社「かたりの椅子」
先週は東京芸術劇場の「サイドショウ」
と、外部のゲネプロを拝見する機会がありました。
どちらも大田さんの美術。
「かたりの椅子」は
ある地方都市のアートマネジメント事業を題材に取りつつ、
昨年の新国立劇場の芸術監督交代の顛末について物申す、
という実にチャレンジな作品。
地方公演を終えて東京に凱旋してきた分、
ゲネといっても完成度が高く、
全編にわたって「永井愛さんの主張」が痛烈でした。
数日前、三軒茶屋の駅で「かたりの椅子」を
見てきたらしい男性二人が乗ってきたのですが、
興奮覚めやらぬという感じで、
ずっと芝居の感想を言い合っていました。
「サイドショウ」は
いろんな意味でちぐはぐ、違和感だらけの作品でした。
終演後に、見たメンバーでお茶をしたのですが、
「予算の分配がおかしい」と、「もっと良くなる作品だ」と
辛口の意見が飛び交いました。
みんな舞台関係者だから、
「自分だったらこうする、こうしたい」と思ってしまうんです。
予算配分はとても難しいけれど、
たとえば美術にもっとお金をかけて、
衣裳の点数を減らしてもよかったと思いました。
「見世物小屋」というイメージが衣裳に頼る形になってしまって
でも、中の人間よりも、美術というハコにこだわった方が
視覚的にはお客さんに明確になるはずで。。。
冒頭で「見世物小屋」(=世の中の底辺)を感じられないと、
その後の「スターになる」「ハリウッドに行く」という夢が
とてつもなくあり得ない夢と思えないので、残念でした。
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