2009年06月14日
「にんぎょひめ」観劇
以前、このブログでもご紹介しました
世田谷パブリックシアターの「にんぎょひめ」
今日、見てきました。
もう、もう、もう 素晴らしい の一言
以前、リカさんが「あれこそ演出家の仕事だよ」と
言ってたのを思い出しました。
私が、特に「なるほど」と思ったのは、
にんぎょ姫が魔女に頼んで、人間にしてもらったとき、
きれいな鱗の尾ひれがなくなって、人間の足になるんですが、
その足が血だらけで、痛みを伴う変身であることを表現していた点。
実際、にんぎょ姫は二本の足をもらっても
痛くて、歩けない。
一歩一歩、痛みに顔をゆがめながら、
でも、「人間になること」と引き換えに「声」をあげてしまったので
どんなに痛くても、声を出せないまま、足を前にすすめる。
その姿が、「人間として歩き出そうとする」ことを象徴しているようで
ものすごく胸がしめつけられました。
演出は、天才肌の方なので、自分と比べようとは思いませんが
(独創的な事といったら、「ライオン・キング」のジュリー・ティモアといい勝負です)
あの演出についていった、俳優さんたちは驚嘆すべきです。
大方さんは、とても素晴らしい女優さんですが、
その大方さんの色々な面を一つの作品の中で見ることができました。
いい演出家は俳優をより良く見せます。
今日は本当に、そのいい例でした。
他のキャストも皆さん素晴らしくて、
あのハイレベルな方たちを一体どのようにして集めたんだろうと
終演後、楽屋にて大方さんに質問したところ、
「オーディションよ」と、あっさり言われました。。。
これまた、「なるほど」の瞬間でした。
世田谷パブリックシアターの「にんぎょひめ」
今日、見てきました。
もう、もう、もう 素晴らしい の一言
以前、リカさんが「あれこそ演出家の仕事だよ」と
言ってたのを思い出しました。
私が、特に「なるほど」と思ったのは、
にんぎょ姫が魔女に頼んで、人間にしてもらったとき、
きれいな鱗の尾ひれがなくなって、人間の足になるんですが、
その足が血だらけで、痛みを伴う変身であることを表現していた点。
実際、にんぎょ姫は二本の足をもらっても
痛くて、歩けない。
一歩一歩、痛みに顔をゆがめながら、
でも、「人間になること」と引き換えに「声」をあげてしまったので
どんなに痛くても、声を出せないまま、足を前にすすめる。
その姿が、「人間として歩き出そうとする」ことを象徴しているようで
ものすごく胸がしめつけられました。
演出は、天才肌の方なので、自分と比べようとは思いませんが
(独創的な事といったら、「ライオン・キング」のジュリー・ティモアといい勝負です)
あの演出についていった、俳優さんたちは驚嘆すべきです。
大方さんは、とても素晴らしい女優さんですが、
その大方さんの色々な面を一つの作品の中で見ることができました。
いい演出家は俳優をより良く見せます。
今日は本当に、そのいい例でした。
他のキャストも皆さん素晴らしくて、
あのハイレベルな方たちを一体どのようにして集めたんだろうと
終演後、楽屋にて大方さんに質問したところ、
「オーディションよ」と、あっさり言われました。。。
これまた、「なるほど」の瞬間でした。